葬儀を出すことになると、僧侶に何度も往復してもらわなければなりません。その謝礼は、葬儀がすべて終了してから。遺族が寺に出向き、お礼を述べてから波しますが、「お車代」はそのつど手渡します。たとえ僧侶の送り迎えをした場合でも、現金を白い封筒に入れて波すのが礼儀です。また、通夜ぶるまいの席を特に設けない場合や、僧侶が接待を受けずに帰る場合は、茶襲や折り詰めのほかに「御膳料」を包みます。神式の通夜では、「通夜祭」と「遷霊祭」を同時に行う神式では、故人の魂があるうちに「通夜祭」をします。神官が祭詞奏上、玉串奉奨をし、それに続いて故人の霊を御霊代に移す「遷霊祭」を行います。通夜の呼びかたは仏式と変わりますが、手順は同じで、焼香の代わりに榊の玉串本惣をします。神前では、かしわ手を打って拝礼するものですが、不祝儀の場合は、「しのび手」といって、音を立てないように2回手をたたきます。キリスト教では、祭壇の前で「前夜祭」「前夜式」を行う。キリスト教には元来、通夜の儀式はありませんが、日本では悛習として迦夜の代わりに前夜祭(式)を行います。カトリックでは前夜祭といい、喪家へ神父を招いて、聖歌合唱、聖書朗読、祈祷、聖水散水、献花を行います。献花に代えて焼香をすることもあります。プロテスタントでは前夜式といって、関係者が教会に集まって納棺式を兼ねた儀式が行われます。美歌合唱、聖書朗読、祈祷の後に、故人の好きだった讃美歌を歌い、献花をします。
生後初めてその土地の氏神様を参拝する初宮参りは、氏子のひとりとして認めてもらうための大事な行事でした。現在では、氏子という考えが薄らいできたため、赤ちゃんの成長と健康を祈るためのお参りに変わってきたようです。それにつれて、わざわざ遠くの有名神社にお参りする人も増えているようですが、無理をする必要はありません。お宮参り本来の意味を考えれば、身近な地元の神社で充分です。赤ちゃんを疲れさせないことを第一に考えて、神社を選びましょう。また、お宮参りの日にちは地域によって多少異なりますが、男児は生後31日め、女児は32日めが一般的で、だいたい生後30日前後に行います。ただし、お宮参りは赤ちゃんにとって初めての外出となる場合が多いので、慣習にこだわらず、天候のいい日を選びましょう。盛夏や厳冬のときは気候がよくなるまで延ばしてかまいません。赤ちゃんや母親の体調がよくて、父親も参加できる、晴れた日がもっとも適しているといえるでしょう。一般には休日で、大安、晴天が重なった日にすることが多いようです。
訪問中に話が長引いても、食事時間の1時間前においとましましょう。「食事でも……」と言われても、まずは辞退すること。引き止められてもやんわり辞退が常識。ただし、ここが難しいのですが、本当に用意してある場合など、いたずらに辞退を続けるのは考えもの。「堅苦しいヤツ」と思われては逆効果。その場の雰囲気を上手くつかみましょう。恋人の家の場合は、相手の助け船を待ちます。訪問の際の手土産は絶対に欠かせません。まして、初めての訪問で手ブラだとしたら、大恥もの。かといって、訪問先の近所で間に合わせてはいけません。あらかじめ用意しておきましょう。金額的には2千〜5千円が常識。手土産はあなたの立場にふさわしい物・額にすること。張り込みすぎは恥のもとです。