Iさんはいま、自分で家具を創作して販売し始めている。その第一弾が、琴の台木を裏返しにして創ったコンソールテーブル。室内の壁際に設置して、花や小物をディスプレーして置くテーブルであるが、すでにこれをアメリカで十本以上売っている。それにしても琴をテーブルに創り変えてしまうとは、斬新なアイデアだ。「琴自体がいま、ほとんど売れないでしょ。だから簡単にオーダーがきくし、すごく安く手に入るんですよ。骨とう屋さんでこれを買うような人、まず、いないもの」こうした創作家具は、これからも創り続けていくらしいが、既製の中古品をきれいに磨き上げて修理して売るだけでなく、アイデアを駆使して付加価値のある商品に創り変えていく時に、中古ビジネス市場もやって来ているのかもしれない。「僕らみたいな、こういう商売をやりたいっていう人が多いんだけど、まず、商品の相場を知ることが一番。その商品がいま、いくらで売られているかってこと。それがわかってて、市場なんかでそれより安く買うことができれば、いつかは売れるってことだからね。それと、こういうものを扱うにはその人の持っている感覚の違い、センスの差っていうのがあって、ちょっとしたディスプレーの仕方で売れるものと売れないものができてくる。だからいろんな店とか市場を回り歩いて、そういう感覚、モノを見る目を養っておくことでしょうね」。以上のような事を参考にして、質屋を始めてもらいたい。